認知症について学ぶ~認知症の方とともに住まう環境を~
10月23日、講師に石黒秀喜さん(一般財団法人 長寿社会開発センター審議役)をお迎えし、『認知症の人&家族の気持ちを知りましょう~地域で暮らし続けるための重度化予防~』と題し講演をいただきました。
認知症ケアの事例として、石黒さんのご家族の事例を交えたお話や、岡山県他で実施されている「認知症重度化予防実践塾」での取り組みなど具体的な事例を紹介していただきました。
日頃の体調管理や、その方の歴史を知って接することがいかに大事か学びました。自分の家族に置き換えたら、自分がこうだったら、介護する立場だったら、、、等、想像しながらお話を伺うことができ、認知症を身近に感じることができました。
また後半は、石黒さんが作成されている「上手に老いるための自己点検ノート」についても教えていただきました。
この自己点検ノートとは、認知症になっても、自分の望む暮らしをおくり、介護サービスを利用できるように、自分の希望を書き込むためのノート。
日々の生活リズムを記録したり、自分の人生史を記入し介護する側もされる側も、個性を尊重していきたいという素晴らしいものでした。講義を受けた皆さんは、「ぜひ私も」と購入されました。
受講された方の感想を伺うと「知らないことばかりだった」「認知症への対応を具体的にいろいろ指摘していただいて大変参考になった」等のお声をいただきました。
今後もこのようなセミナーを通して、認知症の方とともに住まう環境をつくっていきたいです。